Rebaseが25年3月期2Q決算を発表。「インスタベース」と「スペースマーケット」の勝負がついたか。

Rebaseの25年3月期2Qは好調で、売上は前年同期比33%増、営業利益は同64%増。

2Q累計でも、前年同期比で売上3割、営業利益6割の増加。

これは今期予想の、売上21%増、営業利益13%増を大きく上回っている。

テレワーク等の個人ビジネス用途のスペースレンタルが増加しているらしい。

ところで、Rebaseのライバルであるスペースマーケットも売上はほぼ同じで業績好調ではある。ただし、スペースマーケットは利益率が低く、子会社スペースモールの売上分が入っている。スペースモールはレンタルスペースの運営。そのため、すでにプラットフォーム事業ではRebaseの売上が上回っているはず。

Rebaseとスペースマーケットは、まったく同じレンタルスペースのプラットフォーム事業を行っている。どちらのシェアが高いのか、どちらが勝つのか。ここが気になるところ。この手のプラットフォーム事業は長期的には共存できない。

で、そんなときはGoogleトレンでキーワード検索数を比較する。すると、Rebaseの「インスタベース」が「スペースマーケット」を引き離しつつあることがわかる。

ということで、Rebaseの成長に確信を持っているわけだが、2Q決算で具体的な数字でも成長が加速している。完全に投資すべき段階に入っている。株価は1000円から1200円へと2割上がっている段階。

懸念事項があるとすれば、スペースマーケットの株式を買い集めたTKPの動向。TKPの名物社長はやり手なので、スペースマーケットとTKPが業務提携したらどんな手が出てくるかわからない。

この懸念は他の投資家もやっぱり感じるらしくて、Rebaseの2Q決算発表で「TKPのライバル買収についてどう思うか?」という質問が出た。Rebaseの佐藤社長は、「お互い切磋琢磨して業界を発展させたい」という大人のコメント。まあ、油断できないライバルがいたほうが経営が緩まないからいいのかもしれない。

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