技術マニュアル作成という地味な業界のシイエムシイ（2185）。上昇トレンドが来そうな予感がする。
もともとトヨタなど自動車業界の技術マニュアルを長年請け負ってきた会社。鬼のように厳しいトヨタと長年付き合ってきただけに、仕事の品質には一定の信頼を置ける。
過去の決算をみると、リーマンショックのときもコロナショックのときも黒字を維持している。景気に強いビジネス構造だと思われる。
直近の決算（前期24年9月期実績と25年予想）で、営業利益率が15％以上に上昇。数年前まで10％前後だった。決算説明をみると「商材変更」が効いてきていると思われる。四季報をみると、「値上げ」も実行したとのこと。
今期予想では、売上が二桁成長に乗せてきて、営業利益も20％以上の成長を見込んでいる。増配もある。
現在の株価は、PERは8.3倍、PBRは1倍程度。配当利回り3.44%。
先月11月15日に自己株式取得を決定して、株価1200円から1500円程度に上昇している。
とまあ、こんな銘柄なわけだが、前期から今期にかけて業績がやや成長しはじめていることと株主還元を強化していることなど、投資するタイミングかなと。
この手の優良割安銘柄はいくらでもあり、総じて人気も知名度もなく、株価に躍動感はない。この手の銘柄に共通するのは、株主還元の少なさ。
しかし、シイエムシイは先月に自己株取得を決定したから、これからの変化に期待してもいいのでは？
ちなみに、直近数日の売買高は、3000株、4200株、5500株・・・ダメだこりゃ、という出来高の少なさ。
下値は限定的なので、あまり期待しすぎないで、じっくり待つのもありかな。
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