ティーケーピー(3479)は、25年1月14日に3Q決算を発表。
リリカラの連結開始で売上は198億と急増したけど、利益貢献はまったくなくて営業利益は17億。
本業の業績は好調で、会議室・宿泊共に業績を伸ばし、営業利益17億は四半期としては高水準。
しかし、今期業績予想は下方修正となった。昨年7月に今期営業利益を82億と上方修正しておいて、4ヶ月後の3Q発表で59億に下方修正。期初予想73億よりも大幅に下がった。
リリカラの不調が誤算だったのと、本業がさらに好調になるはずだったと思われる。
3Q決算は評価が難しい。コロナ禍に比べれば会議室・宿泊共に業績が伸びていることは事実。しかし、期初想定の73億に遠くおよばず、会議室はコロナ前には到底及ばない。
やはり、「貸会議室ビジネスの未来」で書いたように、落ち目となった会議室を埋める形で宿泊の伸びがあり、トータルで大きな業績成長は難しいのではないか。
業績を上積みするはずの買収会社が急に不調になったのも不信感を呼ぶ。
株価はすでに下げまくっているので、業績予想の下方修正は明らかだったこともあり、織り込まれた模様。
さすがのTK社長だけあって、3Q決算発表と同時に大型の自社株買いも発表。株式総数の5%に相当するかなり大規模な自社株買い。ケチケチしてないところが高評価。
すでに売りが枯れてたこともあって、ここ1週間あまりで株価は上昇している。
しばらく業績を見ないと、上昇トレンドがどこまで続くかはわからない。
しかし、「下げまくった株価+大型の自社株買い」は、単純に投資チャンスということだった。
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