kubell(4448)の24年12月3Q発表で、通期売上予想84億円に変更がなかった。
ということは、4Qの売上高は22億6千万程度となる。3Qと比較するとほぼ横ばいで、8千万円ほどしか売上が伸びていない。
今まで売上高が力強く伸びてきたのは、Chatworkの値上げが大きな理由。それに加えて、フリープランの制限強化により有料プランへの移行をうながしたからだ。
値上げとプラン制限強化はすでに実施したので、今後はユーザー数の純増で売上を伸ばしていくしかない。Saas事業の常として、ユーザー数の急増は難しい。
となると、中期目標にある26年12月期売上150億円はどうやって達成するのだろうか。はじまったばかりのBPaaSがそこまで売上貢献するとは思えない。
四季報では25年12月の売上予想を114億としているが、これも謎。今年どうやって30億も売上が増えるのだろう。たしかに26年12月期に売上150億円の中計を達成できる前提にたてば、25年12月期に114億はいくはずだが。
売上をそこまで急激に増やす手段がまったくわからない。むしろ値上げもプラン改定も終わったわけだから、売上の伸び率は低いと予想できるのだが。
大型のM&Aが水面下で進行しているのだろうか。
ともかく、年が変わったから今期になるが、25年12月期の業績について、来月の本決算発表で何らかのコメントがあるはず。それを待ちたい。
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